📢 UNIXのハッシュ技術で守られるパスワード

もふねこ!ログインするときのパスワードって、ばれたらやばそうなのに、どうやって安全に管理してるの?

いい質問だにゃ!UNIXなら、パスワードをそのまま保存せず、「ハッシュ関数」を使って守ってるんだよ。まるで「本人は分かってるけど、証明しようのない」パズルになってるみたいな感じ!
UNIXの上では、パスワードはそのまま保存されません。その代わりに、ハッシュ値と呼ばれる一方通行の値に変換して保存されます。これにより、システムが流出しても、パスワードそのものは解読されません。
今日のUNIX系のシステムでは、設定されたパスワードに随時「ソルト」とよばれるランダム値を追加し、さらにハッシュ値を不要にするという技術が形成されています。
🔑 APOPによるメール取得時の安全性

メールのパスワードって、そのまま流れたりするの?それじゃこわくない!

そこで登場するのが「APOP」!パスワードを直接送るんじゃなくて、ひと手くわえて安全にしてから送り出すんだよ。
通常のPOP3では、ユーザー名やパスワードが生のまま流れるため、逃職されるリスクが高いという問題がありました。
APOPは、サーバーが生成したチャレンジとパスワードを組み合わせて、その結果をハッシュ化して送る方式を採用。これにより、パスワードそのものは流れず、解読される事もありません。
🔎 メッセージダイジェスト:データの「指紋」

データが相手から送られてきても、本物かわからないってあるよね?

それを解決する技術が、メッセージダイジェストなんだ!文書をハッシュにすれば、データがすり替わっていないかわかるんだよ。
これは、文書を「規則的なスタンプ」に変換するようなもので、文章内容がわずかでも変わると、完全に違う値になるという特性を持ちます。この技術により、データの「真偽」を検証できるのです。
🤯 ゼロ知識証明:秘密を指示せずに「知っている」を証明
秘密を指示せずに、その手元にあることを証明できたら…? そんな驚きの技術が、ゼロ知識証明です。
これは、秘密情報を直接示さず、アリバイのランダムな問答を交えながら「知っている」ことを確認させるもので、本人確認技術の未来を切り開こうとしています。
♻ 一度だけ使える安心の証明 – ワンタイムパスワード

ワンタイムパスワードってたまに聴くけど、使い捨て?

そうにゃ!一度しか使わないから、覚えても負担が少ないし、直接送っても危険が少ないのがメリットなんだよ!
ハッシュ関数を続けて適用するだけで、この証明方式はどんどん広がっているんだよ。
🔗 おわりに:パスワードの未来は、数学で守られる
私たちが使っているパスワードは、何気なく入力しているものですが、その背後には細かい数学と進化した技術が支えています。
ハッシュ関数やメッセージダイジェスト、ゼロ知識証明、ワンタイムパスワードといった多様な仕組みは、「誰にも見られずに、安全に本人確認をする」ために工夫されたものです。
これらの技術は、私たちが毎日アクセスしているメールやSNS、銀行サービスなど、日常のあらゆる場面で動いており、見えないところでセキュリティを守っています。

どんなに強力なパスワードを使っても、それを守る仕組みがなければ意味がないんだよ🐾
これからの時代は、“数字”と“計算”が守ってくれるセキュリティの時代。ちゃんと理解して、安全に使っていこうね!

うん、パスワードってただの文字列だと思ってたけど、こんなに奥が深いとは思わなかった!

そう、それが“数学で守られる未来”なんだよ✨🐾
コメント